カテゴリー: 映画

iPhoneでのLog撮影。

長いこと映像制作に携わってきたが

映像の世界と言っていいのか、本当に日進月歩で

ハード、ソフトと変化がある。

 

少し、映像の現場から離れれば

4kだのラウドネスだの知らないことが増えている(汗)

 

最近、V-LogだのLUTだの話が出ているが

正直「何のことだろう?」って感じでした。

 

調べれば、V-Log、S-Log、C-Log

おおっ、いろんな種類のログがある!

Vがパナソニック、Sがソニー、Cがキャノンのカメラで

収録できるフォーマットのことだった。

 

後の処理がカメラREWのような感じでしょうか。

(まだ知識は乏しい。。)

 

このこともお勉強ですね。

 

そこで、ついでにiPhoneでLog撮影ができるか調べてみた。

そしたら、あるではないですか!

 

もちろん、ソフトですが

FiLMic Pro v6 App Storeで1.800円

 

お手持ちのiPhoneが7Pulsだから試してみよう!

DCP、OpenDCPでパックすることに。。

QuVISのWraptor DCP Proをレンタルし

DCPの変換をしていましたが

画質の調整、命名の指定が出来ないので

一旦、保留にして、OpenDCPを試すことにしました。

 

OpenDCPを使うにあたり準備するものは

  • 映像素材をJPEG2000(.j2c)の連番に書き出す。
  • 音声を24bit(.wav)で書き出す。

の素材を用意する。

 

WraptorDCPではタイムラインから自動で作ってくれます。

しかし、自動過ぎて不安になりました。

 

映像素材JPEG2000を書き出すにあたり

ブラックマジックデザインの

DaVinci Resolve 12(ダヴィンチ リゾルヴ)を使います。

 

 

DCPを作成するのは初めて。。

QuVIS Wraptor DCPを使うのも初めて。。

QuVIS DCPプレイヤーを使うのも初めて。。

OpenDCPを使うのも初めて。。

さらに、DaVinci Resolveを使うのも初めて。。

 

ググりながら、トライ・アンド・エラーして

なんとか使えるようになった。

 

日々、勉強です。

 

 

【比較】

・仕上がり容量

なんと、OpenDCPとWraptorDCPの仕上がり容量の差は

10(O):1(W)です。

この差は。。。Wraptor。。とても不安になります。。

 

・命名について

OpenDCPは、命名も指定できる。

 

・作業時間

OpenDCPはWraptorに比べ約6〜7倍の時間が必要。。。

 

 

簡単にDCPを作るにはWraptorで良いが、

しっかりしたものを作るには

OpenDCPかな。

Digital Cinema Package (DCP)命名の規則がある!?

DCPファイルに命名規則ってある?ありますね。

サーバーで処理をするので決められた情報を

名前に付けないとエラーが発生するかも。。。

そこでこのような表が提供されていた。(ブロードメディア)

命名規則_日本語訳

ブロードメディア様ありがとうございます。

参考になりました。

Digital Cinema Package (DCP)への出力機能は、

Adobe Premiere Pro CC と

Adobe Media Encoder CCの出力プリセットとして

2014年リリースから搭載。

そのプリセットのプラグインは

QuVISのWraptor DCPのLight版です。

ライト版をプロバージョンにアップグレードすれば

ある程度、自動的に命名されて出力される。

ある程度と書いたのも言語など選べません。

プロバージョンの中のバージョンアップがあれば

調整もできるのでしょうね。

それにしてもDCP、勉強すること

トライ・アンド・エラーすること多いい。。。

ちなみにDCPをマックで確認するには

DCPプレイヤーを使わないと見れません。

QuVISのDCPプレイヤーをレンタルして確認してます。

買い上げると手が出ずに使えないのですが

期間限定のレンタルがあるのはとても有り難い。

H.264への変換 Media Encoder

H.264といえば、MP4と考えていました。

MOVにもH.264は有ります。

H.264イコールMP4という考え方は変えなければいけませんでした。

 

依頼内容
H.264、AACのフォーマットで25GB以内に収める。

素材
Final Cut Pro7で制作されているもので、尺が3時間17分。

作業内容
FCPから直接、QuickTimeから変換を選択しH.264フォーマットに書き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、OKを押すなり、一般的なエラー、メモリー不足のアラートで

書き出しはストップ。

 

続いて、FCPからCompressorに送信をして

Appleフォーマとの中から、H.264のMOVを選択し書き出し

保存先は十分な容量のあるHDDを選択。

結果、エンコードが始まったものの50%過ぎあたりで

やはりエラーが出て止まってしまった。

 

FCPなどの環境でエンコードを掛けるのはやめて

Adobe Media Encoderに持っていくことにした。

持っていく素材はFCPのシーケンス設定をいじることなく

ストレートにそのままをMOVに書き出す。

※Apple ProRes4444だったため4444に書き出した。

 

357GBのサイズとなった。

同じPCでAMEに持っていきエンコード掛けれれば良いが

同じPCにない場合、大容量の外付けHDDを用意し移行です。

※その場合、もちろん保存先は外付けHDD

 

とにかく3時間を超えるものがどのようなフォーマットでも

ちゃんと書き出してくれるのかは心配でしたが無事書き出し完了。

 

今回、一応、MOVとMP4のH.264を書き出すことに

上図がMOVの書き出しで、下図がMP4の書き出し

 

25GB以内ということなのでビットレートを設定する。

予測ファイルサイズがあるのでそれを見ながら25GBを超えないように設定。

 

結果、MOVが17GBになり、MP4が22.59GBとなる。

 

より25GBに近づけるためにMOVのビットレートを上げた。

 

しかし、結果的には大きくしてもその値は変わらなかった。

映画自体が動きが少ないために一枚に使うビットレートが

少なく済むのかもしれないと結論づけた。

 

今後の対応

これだけの情報量になってくるとFCP7に限界を感じる。

エンコードなどは64bitでメモリーをしっかり使える

Adobe Media Encoderなどでエンコードすることをオススメする。