カテゴリー: Adobe Media Encoder

ビットレートが高すぎます!?DVDエンコード

【結論】

「ビットレートが高すぎます。」と出たらVBR 2Pass 8Mbpsで

エンコードをする。

それでもダメなら、8Mbpsより、もっと値を下げるべし!

 

【これまでに至る経緯】

私が映像制作を初めたころは4対3の四角い画面でした。

デジタル放送が始まるころハイビジョンという画質が

一般となり、16対9の長方形の画面になりました。

言わいるSDからHDの住み分けです。

 

DVDからBlu-rayとなり(完全には、今でもなってないが)

Discの最終パッケージの幅が広がった。

 

しかし、まだDVDがこの世の中、普通に使われている。

 

結果、ハイビジョンで撮影したもの、そのクオリティで制作したもので

DVDに焼くとなるとダウンコンバートをしないといけない。

(フルハイビジョン1920×1080からDVDサイズの740×480にリサイズ)

 

このリサイズというのが結構厄介。

 

大きいものから小さいものにするのだから

綺麗に小さくなるというのが私の初期の考えでした。

 

しかし、実際にハイビジョンの画質からDVDに焼きこむと

絵の劣化に心が痛くなります。リサイズがうまく行っていないと

ジャギーが出たりと見れるものではありません。

とは言うものの、昔はそんなこと感じないで見ていたんですけどね。

人間のナレというのは怖いものです。

 

いろいろとエンコード(トランスコード)のソフトを試し

結果、Adobe Encoreでエンコードするのが

私の環境では綺麗に仕上がると出ました。

 

それから、ずーとEncoreを使って

ハイビジョン画質をDVDに(DVDなりに)リサイズして

納品をしてきました。

 

せめてビットレートを高くして

少しでも綺麗に仕上げたいという思いで

10分前後のものは最大ビットレート9Mbpsにしてきました。

 

その方法で今までずーと来ていましたが

先日、ビットレートが高すぎます。とエラーが出て焼けません。

 

いろいろとググってみて

DVDの最大ビットレートは10Mbps(この知識はあった)

Encoreでの最大ビットレートは10Mbpsは無く9Mbpsまでなので

最大の9Mbpsにしていたが、

この10Mbpsという最大ビットレートは音声と映像を合わせての

数値だそうだ(この知識はなかった)

 

確かにこのエラーが出た時は

音はドルビーでなくPCM(非圧縮)にしていた。

※ドルビーAC3のDVDにおいては448kbpが標準で384kbpにしたりもする。

 

では、今回のエンコードは効率よく変換され

限りなく9Mbpsになり、非圧縮のPCMと合わせ

10Mbps以上になっていたということになる。

 

ググると、安全圏で最大ビットレートを8Mbpsでしているそうだ。

 

結果私もそのようにして無事にエンコードができた。

DCP、OpenDCPでパックすることに。。

QuVISのWraptor DCP Proをレンタルし

DCPの変換をしていましたが

画質の調整、命名の指定が出来ないので

一旦、保留にして、OpenDCPを試すことにしました。

 

OpenDCPを使うにあたり準備するものは

  • 映像素材をJPEG2000(.j2c)の連番に書き出す。
  • 音声を24bit(.wav)で書き出す。

の素材を用意する。

 

WraptorDCPではタイムラインから自動で作ってくれます。

しかし、自動過ぎて不安になりました。

 

映像素材JPEG2000を書き出すにあたり

ブラックマジックデザインの

DaVinci Resolve 12(ダヴィンチ リゾルヴ)を使います。

 

 

DCPを作成するのは初めて。。

QuVIS Wraptor DCPを使うのも初めて。。

QuVIS DCPプレイヤーを使うのも初めて。。

OpenDCPを使うのも初めて。。

さらに、DaVinci Resolveを使うのも初めて。。

 

ググりながら、トライ・アンド・エラーして

なんとか使えるようになった。

 

日々、勉強です。

 

 

【比較】

・仕上がり容量

なんと、OpenDCPとWraptorDCPの仕上がり容量の差は

10(O):1(W)です。

この差は。。。Wraptor。。とても不安になります。。

 

・命名について

OpenDCPは、命名も指定できる。

 

・作業時間

OpenDCPはWraptorに比べ約6〜7倍の時間が必要。。。

 

 

簡単にDCPを作るにはWraptorで良いが、

しっかりしたものを作るには

OpenDCPかな。

Wraptor DCP Exporter できるかな? AME

映画上映のためにDCP化が求められている。

DCP?デジタル・シネマ・パッケージ…

DCP出力は、現在、Adobe Media Encoderで出力できるらしい…

実際に出来てないのでこのようなニュアンス。。

 

AMEからWraptor DCPを選択するところから始まる。

 

 

 

 

 

 

 

以下、AMEのヘルプに書かれていたこと

QuVIS による Wraptor DCP(Digital Cinema Package)Exporter は、

2K および 24 fps、最大 5.1 のオーディオを備えた

劇場にプロジェクトを迅 速かつ容易に導入するための手段です。

DCP Exporter に関して、次の点に注意してください:

 

1. Wraptor DCP は単一のファイルではなく、フォルダー構造を書き出します。

 フォルダー名は name-of-export.dcp となります。

 

2. DCP は出力のみです。.DCP フォルダー内の .mxf ファイルを再び

 Adobe Media Encoder、Premiere Pro、またはその他の

 Adobe アプリ ケーションに読み込むことはできません。

 

3. DCP 出力を表示するには、QuVIS の DCP プレーヤー

 またはその他の DCP プレーヤーを使用します。

 

私が変換すべし素材は

1920x1080 Apple ProRes 4444       24fps

 

これを無理やり2kにするわけですね。

 

 

 

 

 

用意されているサイズは

2048x1080(Full)

2048x858(Scope)

1998x1080(Flt)

 

元の素材とサイズが合いませんね。

これは右左に黒を入れるレターボックスにする?

そのために左上にある画面にどう合わせるか設定をします。

 

 

 

 

選択するとしたら

サイズは、2048x1080(Full)

「出力サイズに合わせてスケール」がいいでね。

H.264への変換 Media Encoder

H.264といえば、MP4と考えていました。

MOVにもH.264は有ります。

H.264イコールMP4という考え方は変えなければいけませんでした。

 

依頼内容
H.264、AACのフォーマットで25GB以内に収める。

素材
Final Cut Pro7で制作されているもので、尺が3時間17分。

作業内容
FCPから直接、QuickTimeから変換を選択しH.264フォーマットに書き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、OKを押すなり、一般的なエラー、メモリー不足のアラートで

書き出しはストップ。

 

続いて、FCPからCompressorに送信をして

Appleフォーマとの中から、H.264のMOVを選択し書き出し

保存先は十分な容量のあるHDDを選択。

結果、エンコードが始まったものの50%過ぎあたりで

やはりエラーが出て止まってしまった。

 

FCPなどの環境でエンコードを掛けるのはやめて

Adobe Media Encoderに持っていくことにした。

持っていく素材はFCPのシーケンス設定をいじることなく

ストレートにそのままをMOVに書き出す。

※Apple ProRes4444だったため4444に書き出した。

 

357GBのサイズとなった。

同じPCでAMEに持っていきエンコード掛けれれば良いが

同じPCにない場合、大容量の外付けHDDを用意し移行です。

※その場合、もちろん保存先は外付けHDD

 

とにかく3時間を超えるものがどのようなフォーマットでも

ちゃんと書き出してくれるのかは心配でしたが無事書き出し完了。

 

今回、一応、MOVとMP4のH.264を書き出すことに

上図がMOVの書き出しで、下図がMP4の書き出し

 

25GB以内ということなのでビットレートを設定する。

予測ファイルサイズがあるのでそれを見ながら25GBを超えないように設定。

 

結果、MOVが17GBになり、MP4が22.59GBとなる。

 

より25GBに近づけるためにMOVのビットレートを上げた。

 

しかし、結果的には大きくしてもその値は変わらなかった。

映画自体が動きが少ないために一枚に使うビットレートが

少なく済むのかもしれないと結論づけた。

 

今後の対応

これだけの情報量になってくるとFCP7に限界を感じる。

エンコードなどは64bitでメモリーをしっかり使える

Adobe Media Encoderなどでエンコードすることをオススメする。