デジタル・サイネージは静かなところや騒音の中、さまざまなところで
人が見ていようが見ていないであろうが流れ続けている。
でも、パっと目を引き、騒音の中でも何か音が聞こえれば、
足を止めて見てくれるかもしれない。
そんな工夫、音編。
音に関してはハッキリ言って自信はない。
今まで撮影現場に行けばカメラマンとして、時には音声マンとしてやってきた。
映像の編集はガツガツと出来るが音声の仕上げは
音屋さんにしてもらっていた。
そんな贅沢な環境にいたので細かい繊細な音の処理能力がない。
申し訳ないが聞ければいいぐらいの…。
でも、ところ変わればで身につけていこう。
とにかく真似をするところからなので
今回デジタルサイネージのビデオで仕上げた整音方法を記していく。
ナレーションEQ(女性ナレーター)
premiere pro cc 標準エフェクト、パラメトリックイコライザー使用
そのBGMは対象的に
ナレーションの持ち上げたい周波数にかぶらないように
BGMを調整したのが下図。
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さらにナレーション、BGMとそれぞれ音圧を上げる。
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ナレーションは少しアタックを調整したので
プラグインWavesの「Renaissance Axx」を使用。
BGMは簡単にコンプが掛けられる
これもプラグインWavesの「L1 STEREO」を使用。
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ナレーションの音のポジションは真ん中(モノ)
BGMをそのまま使用するとナレーションと
音の定位(パンポット)が重なるところが出てくる。
プラグインWavesの「Center」でBGMのステレオをさらに左右に定位させます。
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ナレーションの方でもう一つ
サ行を削るプラグインWavesの「DeEsser」
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そして最後、マスターの
Wavesの「L1 STEREO」を使用。
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ちなみにWavesというプラグインの会社が
イスラエルのテルアビブが本社らしい!
親しみが湧く。
いろいろと設定を記録してるが
実際に録音スタジオ、ナレーターさんの状態など
一回一回ぜんぜん違うので
あとは、目の前にある音と向き合うしかないね。