月別: 2017年4月

H.264への変換 Media Encoder

H.264といえば、MP4と考えていました。

MOVにもH.264は有ります。

H.264イコールMP4という考え方は変えなければいけませんでした。

 

依頼内容
H.264、AACのフォーマットで25GB以内に収める。

素材
Final Cut Pro7で制作されているもので、尺が3時間17分。

作業内容
FCPから直接、QuickTimeから変換を選択しH.264フォーマットに書き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、OKを押すなり、一般的なエラー、メモリー不足のアラートで

書き出しはストップ。

 

続いて、FCPからCompressorに送信をして

Appleフォーマとの中から、H.264のMOVを選択し書き出し

保存先は十分な容量のあるHDDを選択。

結果、エンコードが始まったものの50%過ぎあたりで

やはりエラーが出て止まってしまった。

 

FCPなどの環境でエンコードを掛けるのはやめて

Adobe Media Encoderに持っていくことにした。

持っていく素材はFCPのシーケンス設定をいじることなく

ストレートにそのままをMOVに書き出す。

※Apple ProRes4444だったため4444に書き出した。

 

357GBのサイズとなった。

同じPCでAMEに持っていきエンコード掛けれれば良いが

同じPCにない場合、大容量の外付けHDDを用意し移行です。

※その場合、もちろん保存先は外付けHDD

 

とにかく3時間を超えるものがどのようなフォーマットでも

ちゃんと書き出してくれるのかは心配でしたが無事書き出し完了。

 

今回、一応、MOVとMP4のH.264を書き出すことに

上図がMOVの書き出しで、下図がMP4の書き出し

 

25GB以内ということなのでビットレートを設定する。

予測ファイルサイズがあるのでそれを見ながら25GBを超えないように設定。

 

結果、MOVが17GBになり、MP4が22.59GBとなる。

 

より25GBに近づけるためにMOVのビットレートを上げた。

 

しかし、結果的には大きくしてもその値は変わらなかった。

映画自体が動きが少ないために一枚に使うビットレートが

少なく済むのかもしれないと結論づけた。

 

今後の対応

これだけの情報量になってくるとFCP7に限界を感じる。

エンコードなどは64bitでメモリーをしっかり使える

Adobe Media Encoderなどでエンコードすることをオススメする。